扉開いちゃった

劇団四季のミュージカルが好き

わたし勘がいいの、見るだけで危険がわかる

きっかけは妹についていっただけだった。

2021年7月、初めての浜松町。

一年後には2・3週間ごとに通うことになるなんて想像もしていなかった。

見ただけで危険はわかった、愛もわかった。

 

某ウイルスが流行り始めて少し経った頃から、

妹が劇団四季のミュージカルに通うようになった。

もともと舞台観劇、特にミュージカルが好きな妹のその行動に違和感はなく

なんだか楽しそうに通っているのが微笑ましかった。

(自他ともに認めるシスコン。←伏線)

 

好きな俳優さんを見つけたそうで、それこそ数週間おきに汐留に通う妹。

その俳優さんがいつ交代になるか分からないから、

行けるときに行くんだと、チケットを取りまくる妹に若干引きつつ、

私が全く通ってこなかった、劇団四季という界隈の話を聞くのも楽しかった。

 

世界的大ヒット作品の、ディズニー「アナと雪の女王」が

劇団四季のミュージカルになる。

そのニュースは知っていたけど、積極的に行こうとは考えていなかった。

でも、楽しそうな妹の見ている世界を覗いてみたい気持ちはあって、

「チケットが取れるなら連れて行ってよ」と頼んでみた。

取ってくれた。

(敢えてさらっと書くけど、全く簡単そうではなかった。)

 

そして冒頭に戻る。

 

お目当てはエルサ役の三井莉穂さん

前述のとおり、妹が足繫く通うは汐留。

配役に大興奮です。

(アラジンもジャスミンもいるーーー)

その中でも、推し俳優さんの一人の三井莉穂さんを、妹は本当に楽しみにしていた。

ちょうど私たちが行く予定の公演の週のキャス変で、

開幕キャストからエルサ役が変更。

もちろん岡本瑞恵さんも大好きな妹だが、やっぱり推しには敵わない。

三井さんの話をたくさん聞かされていたし、

アナ雪と言えばエルサなイメージだった私は、

「じゃあ今日はエルサ役の人を見ればいいのね」というモチベーションだった。

 

繰り返すが、私のこの日の目的は

「大好きな妹の好きな世界を覗くこと」

それ以上でも以下でもなかった。

 

幕間の第一声

「アナ役の人やばくない???」

(沼へのカウントダウン、1歩目)

 

アナ雪の幕間なんて、ありのままでの感想でざわつくしかないのだが

(実際に隣で妹は大興奮すぎておかしくなっていた)

(もちろん私だって人並みには感動していた)

私の中で、一番印象に残ったのが「アナ」だった。

 

生まれてはじめて、扉あけてのナンバーでの歌唱力、

皆さんおなじみ、「三平果歩がアナなのか、アナが三平果歩なのか」と

言わしめる演技力、そして何より、くるくる変わる表情と笑顔に

一発でやられてしまった。

 

そんな私に妹は、三井さんの素晴らしさを語る合間に、

「ああ、ぺーちゃんね」と、三平果歩さんについていろいろ教えてくれた。

ジャスミンやアリエル役もやっている俳優さんで、

他の歌が聞きたかったらYouTubeにも載っているよ、と。

 

ただ私の中で、劇団四季はあくまでも妹の現場。

私は覗きに来ただけ、という感覚がどうしても抜けなかった。

YouTubeは見たけど、その時点ではそれ以上進まなかった。

ほんと、そのままだったら良かったのにね。

 

2回目の四季はファミミュ

これもだいぶイレギュラーですが。

アナ雪観劇の2か月後に、「はじまりの樹の神話」を観劇した。

地元で所属しているサークルで招待を頂いて、座間公演へ。

直前になんだかバタバタとイレギュラーが起こり、妹も一緒だった。

妹はホタルギツネ役の田中宣宗さんが見たくて

(自分で取っていた公演では見られなかったらしい)

本当に楽しみにしていたので、よかったねの気持ちで、

「じゃあ今日はホタルギツネ役の人を見ればいいのね」という…(以下略)

 

それなのに私は、幕が開いたらハシバミにくぎ付けです。

「めっちゃかわいい…」

まずお顔がかわいい。声も可愛い。

ハシバミはシリアスな表情をしていることも多いのだが、

ハシバミの感情がリアルに伝わってくる演技にグッと来た。

例のごとく、アリエルをやっていること、YouTubeで歌が聞けるよと言われ

また聞く。

(この辺でちょっと危うい。)

 

2つの演目を見て楽しくなってしまった私は、

「アラジンとライオンキングも見たい!」と妹に頼み込んだ。

ここで妹がすごいのは、さらっとどちらの演目もC席を取ってきた。

 

ここから、四季沼に落ちていくカウントダウンです…